会社と助成金 -私達が考えること-
何のための助成金であるのか?
厚生労働省から、さまざまな助成金の給付が行われています。 お金がもらえる助成金は、大変魅力的です。 助成金は返金する必要がないため、資金繰りに苦労する事業主にとって、受給できる!となると、こんなに嬉しい話はありません。
しかし、助成金は「タダ」でもらえるものではない、のです。
多くの支給要件をクリアしなければなりません。
厚生労働省から給付されている助成金は、「雇用の安定・維持」 が目的です。 従って、就職困難な方を雇い入れをしたとき、雇用を継続する制度を設けたとき、雇用保険事業主となって新たな雇用を生み出したとき、などを「雇用の安定・維持」に貢献した結果、助成される給付がほとんどです。
支給要件は細かく定められ、対象労働者の要件はもちろん、事業所として、新たな制度を導入する必要があるものもあります。
ここで、立ち止まって、よく考えて下さい。
助成金のために制度を導入するのか、人を雇うのか。
制度を導入した結果、人を雇った結果、助成金がもらえるのか。
助成金受給に際し、お伝えしたい事
例えば、助成金をもらうために、定年制廃止を導入したとします。 助成金をもらうことができ、一時的に収入が増えたとしても、定年制の廃止によって人件費はどうなるでしょうか? 制度を導入したら継続しなければなりません。止めることはできません。
小澤事務所は、あなたの会社にとって、助成金申請にメリットがあるか、無理がないか、将来的にデメリットにならないか、を一生懸命考えます。
社会保険労務士はもちろん、税理士も一緒に考えます。 ただ、助成金を申請するだけでなく、 「本当に会社の為になること」を、お手伝いしたいからです。