女性の生涯所得
先日、滋賀県社労士会が主催した
『滋賀県企業子育て応援フォーラム』に行ってきました。
NHKアナウンサー、武内陶子さんの基調講演があり、
子育て制度を率先して取り組んでおられる滋賀県の企業様の取り組み発表があり、
最後は、前滋賀県知事の嘉田由紀子さんを交えての
パネルディスカッションでした。
企業様の取組事例は、現場の、いわゆる『生の声』が聞けて
感心するとともに、非常に参考になりました・・・φ(.. )フムフム
最後のパネルディスカッションで、
嘉田前知事が女性の活躍推進について、
日本と諸外国、滋賀県と他府県のデータを示し、
非常に分かりやすい発表をされていました。
その中で、女性が大卒後正社員として就業し、出産・育児で退職することなく
働き続けた場合の生涯所得のデータがあったのですが、
(平成17年 国民生活白書より)
その額なんと、
『2億7645万円』
(退職金も含むそうですが)
(所得と資料に書いてありましたが、収入かな?)
えっ!そんなに稼ぐのΣ(゚д゚;)
と思いましたが、平均年収600万×40年+退職金だとそのぐらいの数字ですね。
豪邸買えるやん!!!
私、すでに15年は正社員で働いていますが、
・・・そんなに貯まってない・・・(使い過ぎだ)
もっと驚いたのは、
女性が出産・育児を機に正社員を退職し、
こどもが6歳でパート・アルバイトとして就業、という場合の生涯所得は、
『4913万円』
その差はなんと、『2億2732万円』
えー!
そんなに格差があるのか・・・。
結構ショックな数字でした
女性の中には、積極的に働きたくない方、
家事・育児優先のため、限られた時間内の就業を望む方、
所得税法上の扶養範囲内で働くことを望む方あり、
希望してパート・アルバイトになることもあるわけですが、
実際は、「正社員のまま結婚・出産をしても続けられる環境で
あったならば、仕事続けてたのになぁ・・・」
という人もいらっしゃるでしょうね。
企業側の苦労もよく分かるので、なんとも言えないのですが、
多様な働き方を企業ぐるみで模索していく必要があるのだなぁ
と感じました。
社労士として、少なからずお手伝いしていきたいと思います。
・・・2億7千万。
夫婦で合わせると5億か・・・。
無駄遣いしなかったら、夢の豪邸住まいですが、無理やなぁ・・・
(オザワカナエ)